トモヱ、大学病院での検査

 どうもこんばんは!

 トモヱの大学病院レポです。MRIの事前検査へ行ってきたときのお話です。


いちおう最初にいきさつから…

いきさ
 昨年2024年の春くらいから、トモヱに鼻炎のような症状が出ていて、近所のかかりつけの動物病院でずっと治療をしてもらっていました。
一時的には良くなるのですが、しばらくするとまた再発を繰り返していました。
症状は主に、くしゃみ、鼻水、鼻血、その他にも、外耳炎、血尿などもありました。
血尿が出たときは、膀胱に腫瘍が見つかり、その検査後に下半身がふるえて腰が抜けたようになって一時的にぎっくり腰のような状態になったことも。
 膀胱の腫瘍は、膀胱洗浄という麻酔を使った処置を行い、その時に採取できた細胞を検査して、そのときは悪いところは見られず、本格的に調べるには外科手術が必要となるので、ひとまずはしばらく様子見となっています。
 そして11月になって、押し入れにこもってご飯も食べず元気がないときがありました。ちょうど健康診断の時期だったのでそれも兼ねて、半日預けて診てもらいました。
その日の夕方迎えに行って家に着いてから、トモヱはリュックの底に頭をうずめて震えて出てきません。しばらくして出てきたと思ったら頭を隅っこや壁にこすりつけ続けるという異常行動がみられました。
動画を撮って、かかりつけ病院の院長に見せ、「これは一度MRIでちゃんと調べた方が良い」ということになって大学病院を紹介してもらい、詳しく診てもらうことになったのでした。


事前検査当日
 2025年1月28日
 いろいろ行き違いもあって年を明けてからようやく大学病院の予約が取れて、行ってまいりました。
この日はまだMRIは撮りません。まずはトモヱがMRIを撮るための全身麻酔に耐えられる体かどうかを調べる事前検査をします。
面談で、これまでの病歴と現在の症状など細かくヒアリングしてもらったあと、レントゲンと血液検査をしてもらいました。資料としてトモヱが異常行動をしたときの動画も渡してあります。


事前検査結果
 結果は面談が終わってからおよそ1時間後に出ました。

レントゲン検査で、鼻の奥に腫瘍の疑いがある病変が見つかりました。

これが鼻炎などの症状が治らない原因で、おそらく脳にも到達していて、頭をこすり続ける(ヘッドプレス)などの異常行動はこの影響によるもの、もしくは脳にも何かある。てんかん発作の可能性も考えられる。など。

確認のためにMRI、CT検査は必須であり、血液検査の結果では、トモヱが麻酔下による検査をすることは大丈夫でしょう。とのこと。


選択肢
悪性腫瘍だった場合…
 ①放射線または抗がん剤治療へ進む。
 ②外科手術で取り除く。
 ③緩和ケア(上記の治療は行わず、抗炎症剤やステロイドでの対処療法)。
 ④MRI,CT検査も行わず緩和ケア。(悪性かどうかわからないまま)


リスクについて
・麻酔の安全性は100%大丈夫とはいえない。
・トモヱは推定だけど、現在18歳(今年で19歳)。平均寿命は超えていている。もし悪性腫瘍だった場合、放射線や抗がん剤治療に進んだときに治療途中で寿命で亡くなる可能性もある。
・放射線や抗がん剤治療は決して楽な治療ではなく身体への負担もかかる。
・治療しても完治は難しい。


私の選択
 この日、私は④のMRI,CT検査も行わない緩和ケアを選びました。
(放射線か抗がん剤治療、または外科手術になるかは私が選ぶところじゃないので実質3択ですが)

 放射線、抗がん剤などの積極的治療を進めて寿命が伸びたとしても、その期間つらい治療に費やすことになるなら、残り少ない余生になっても少しでも楽に、穏やかに家で過ごせる方を大切にしたい。というのと、MRIとCT検査をして原因が判明したとして、結果同じ緩和ケアをすることになるなら麻酔のリスクを負ってまで原因を判明させる必要はないのでは。と思ったからです。

そのことを主治医の先生に告げると、「トモヱちゃんの年齢を考えると、その選択もありだと思います。」と言ってくださいました。

…でもやっぱり、この選択で本当によかったのか…まだ迷っています。


…ここまでが先週の大学病院に行ってきた話です。

 そして、5日経った今、考えが変わりました。
やっぱりMRIとCTの検査はやってもらおう。放射線治療も可能ならやってもらおう。と。

あんまり時間かけていられないのに5日も考えてしまった。
こうしている間もトモヱの病気は進行しているのに。

どうして気が変わったかはまた後日お話ししたいと思います。

ほいではまた!


コメント

  1. みゆもっち より:

    Simicoさんの葛藤、本当によく分かります。迷って当然ですよね。
    トモヱちゃんの場合、まだ食欲もある、麻酔にも耐えられる状態ですから、
    MRI、CTをして、積極的な治療もありだと思います。

    私の猫の場合は、効果のある薬が一種類だけで、できることはその薬の
    効果を高めるための薬を与えること、でも食欲が落ちてきていたので
    確実に投薬するために胃ろうをする必要がある、と言われました。
    目も見えなくなってしまっていて、それは実は大したことではないと思ったのですが、
    立って歩くこと、おトイレを跨ぐこと、力を入れて用を足すことができず、
    すべて私のサポートが必要でした。胃ろうをして、この子がまた立って歩いて
    自分でご飯を食べられる可能性はありますか、この子が先生の猫だったらどうしますか、
    と聞いたところ、ゼロではないが非常に低い、私の猫だったら、できることを全部
    やりたいと思うと思うが、この子は恐らくもうすぐ発作を起こすようになる、
    それはこの子にも辛いし、飼い主にもトラウマになるような経験になると思う、
    だから眠らせてあげる選択もありだと思います、と言われました。
    私がこの専門医を訪れたのは、もう一種類、非常に効果のある薬があるんですが、
    それは体のほかの部分に悪い影響が出やすいので、入院させて、医師がモニターしながら
    投薬しなければならない、という方法を試したかったからでした。
    その薬は普通の動物病院にはないということで、必死で探した専門医だったのですが、
    結局その薬はその時病院には置いていなくて、あったとしても、この子の症状には
    有効ではないかもしれない、ということで、ああ、この子にしてあげられる最善のことは
    このまま眠らせてあげることなんだな、と思い、最終的に決断しました。

    自分のことで長くなっちゃってすみません。
    回復の見込みがあるなら、もう一度しっかり立って歩いて、ご飯を食べて、遊んで、
    いろいろなものの匂いを楽しんで、暖かいお日様の下で居心地よく寝ることができるなら
    いくらお金がかかっても頑張るつもりだったのですが、
    その見込みがなく、悪くなる一方だろうということが見ていて私にも分かったので、
    あまり長く苦しませずに見送ったことは、きっと彼女のためによかったのだと思います。

    私の場合は、治療方針の選択もなかったので、Simicoさんの迷いとは違う種類の
    ものかもしれません、でもお気持ち本当によく分かります。
    ブログに書いてらっしゃるより、何倍も何百倍も辛く苦しく、押しつぶされるような
    気持ちなんじゃないかと思います。悩んで悩んで、Simicoさんが選んだ道は、
    いつでもトモヱちゃんにとって最善の道です、
    これと決めたら自信を持って進んでください。
    何もできませんが、ここで見守っています、気持ちはSimicoさんとトモヱちゃんたちの
    側にいます!

    • simico simico より:

      みゆもっち様
      究極の選択を体験されていたのですね。みゆもっちさんと先生とのやりとりがリアルに伝わってきて、涙が出てしまいました。
      最後を前向きに振り返られている様子と今後の心構え、とても励みになります。心強いメッセージをありがとうございます!

      • みゆもっち より:

        暖かい言葉をかけてくださって、ありがとうございます。
        トモヱちゃんが安定しているようで本当にうれしいです!
        恵方巻は残念でしたけど、海鮮巻きも大体同じようなモノですから
        いいですね:D

  2. 相互フォローのけいちゃん より:

    ドキドキしながら読み進めました。
    「しみことトモヱ」から読んでるので、勝手に知り合いのような気持ちになってます。
    どんな選択だろうとも、自分はsimicoさんの決断を全面的に支持します。
    勝手に支持されても、知らねぇよかもしれませんけど💦

    • simico simico より:

      けいちゃん様
      ありがとうございます😭
      昔から知っていただいている分、とてもうれしく心強いです。
      時には間違った選択をしてしまうこともあるかもしれません。その時にはどうか(やさしく)ご教示いただけましたら幸いです。🙇‍♀️

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